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『リハビリ【番外編】』

新米の時期ですね。新米は早いもので8月下旬頃から出回ります。おいしくてついつい食べ過ぎてしまうという人もたくさんいらっしゃるでしょう。

けれど、お米は生産量も消費量も年々減っているのです。お米の代わりに、パンや麺類を好んで食べる方が増えているんですね。食の多様化という観点では、ご飯以外にも選択肢があって、いろいろなものを食べられるというのはいいことだと思います。冷たく冷やしたそうめんや濃い目の味付けのソース焼きそばなんかは、ちょっと食欲が落ちる暑い夏でもおいしくいただけるし、冬はあつあつのグラタンや鍋焼きうどん、お雑煮などもおいしいですね。(清水クッキングスクールでは、ごはんに合う献立はもちろん、パスタやパン、つけ麺などいろいろな献立を紹介しています。【清水クッキングスクールブログ】を参考にしてみて下さいね。)

最近は、糖質制限やロカボの流行が、ますますお米離れを加速させているようです。実は、わたしもご飯(というよりは炭水化物全般、いわゆる糖質)を控えるように心掛けています。年々代謝が落ちてくるので、若いころと同じように食べていてはだめだと思い、「使う分だけ摂る」というイメージで、食べ過ぎにならないようにしています。

逆に、育ち盛りのお子様には、ご飯をたくさん食べてもらいたいですね。ご飯はお米をお水で炊くだけだから、市販のパンや麺類とは違って、添加物などの心配はほとんどありません。それから、お米は炭水化物(糖質)だけで、栄養がないと思われがちですが、決してそんなことはありません。お米には、三大栄養素である「炭水化物」「タンパク質」「脂質」が含まれています。そしてそれに「ビタミン」や「ミネラル」も含まれています。栄養の面から見ても、なかなか優秀なのです。

玄米や胚芽米だと、なお栄養価は高くなります。白米と比べると、少し硬さや独特の風味がありますが、しっかりかんで食べることによって、お米本来のおいしさを味わうことができます。また、ゆっくりしっかりかんで食べることで、糖質の吸収もゆっくりになって、血糖値の上昇を緩やかにする効果も期待できます。おすすめです。

新米はそれだけでもごちそうだけど、秋はおいしい食材がたくさん出回ります。秋に旬を迎えるさんまやカツオなどのお魚、さつまいもやレンコンなどの根菜類、松茸やしめじなどのきのこ類、栗やかぼちゃなど、あげればキリがありませんが・・・。そんな秋の味覚を取り入れたおかずと一緒に、今年もおいしい新米を食べていただきたいですね。

清水クッキングスクールブログ】では、旬の食材を取り入れた「秋一番を楽しむおかず」も紹介しています。今夜の献立の参考にぜひ。

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