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コラム

『パンのお話』

焼き立てのパンの香りをかぐだけで幸せな気分になりませんか?みなさんはお家でパンを焼かれますか?

最近は、”あとは焼くだけ”の冷凍パン生地やパンミックスが売っているし、ホームベーカリーをお持ちの方も多いですね。ホームベーカリーとパンミックスを使えば、ごはんを炊くのと変わらない手軽さでパンを焼くことができます。ただ、おうちで”一から”パンを焼くのは、ちょっとハードルが高いなと思っていらっしゃる方もけっこう多いと思います。 ”初めて”だとなおさらです。

パンを作るのって「なんか難しそう・・・」「たいへんそう・・・」

パンを作る工程は、混ぜる・こねる、発酵、成型、焼成などがあります。普段のお料理では登場しない工程があって、材料も強力粉やイーストなど普段のお料理ではあまり使わないようなものを用意しないといけません。ちょっと面倒ですね。

パンを作るのって「時間がかかる」

実際は「待ち時間」も多いんですけど、全工程だと、だいたい3時間くらいはかかります。これもとっつきにくさの原因かなと思います。そしてパン作りはなかなかの重労働です。途中で味見もできません。また、イースト菌は生きていますから取り扱いによっては発酵や焼き上がりに影響します。失敗するかもしれないという不安もありますね。なので最初は、ここら辺の難しそうな工程は、ホームベーカリーにお任せするといいと思います。レシピ本などには、「HB(ホームベーカリー)に・・・」と書かれているものも多いですから。

基本のパン生地ができあがったら、まずは簡単なアレンジから挑戦して、自分で焼いてみましょう。パンが焼きあがる時の香りは、その時だけの特別な香りです。甘く香ばしい「しあわせの香り」を堪能して下さい。そして、あつあつふかふかの焼き立てパン。これはその時にしか味わえない特別な味です。焼き上げるだけでも、いつもと違う特別感があります。パンを焼いたという達成感もありますよ。

それからもうひとつ。親切なパンのレシピをみると、焼きあがった後に「冷ます」工程が入っています。実は、パンの水分が安定して風味が落ち着くのは、冷めてからなんです。焼き立てのパンは確かに特別でおいしいんだけれど、焼き立てのあつあつのパンは水分が多く不安定です。カットしようとしたらぺたんこになってしまったり、口に入れてもぎゅっとつぶれてしまったり。焼き立てのパンを「冷ます」ことで、パンの内側と外側の水分が安定します。また、水蒸気と一緒に発酵のときに発生する独特のにおいもきえて、香ばしいいい香りだけが残ります。だから、パン職人さんたちは「焼き立てパンの冷めたて」が一番おいしいと言うそうですよ。お家で焼けば、あつあつふかふかの焼き立てパンとしっとりふわふわの冷めたてパンのどっちがお好みか食べ比べたりもできますね。まずは気軽に、パンを「焼く」ところからチャレンジしてみて下さい。

清水クッキングスクールには『パン専科』というコースがあります。毎回2種類のパンとお菓子を1種類作っていただいてます。スクールではもちろん「手捏ね」ですが、お家でもパンやお菓子が作れるように、基本からしっかりレッスンします。また、毎回様々な種類のパンを作りますので、どんどんスキルアップしますよ。

パン作りは、やればやるほど奥が深くおもしろいものです。そして何より、自分で作ったパンはとってもおいしいはずですよ。

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