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コラム

『なんとなく落ち着きつつあるみたいで…。』

「令和4年度食育白書」によると、コロナウィルス感染拡大前(令和元年11月ごろ)と比べると、自宅で料理をする回数が増えたと答えた割合は27.9%だったそうです。今まで料理をあまりしなかった方も、必要に迫られて・・・、ということかも知れませんが、農林水産省の見解としては、「食生活の改善に取り組むきっかけになることが期待される」とのことです。私自身も、元気に過ごすためにいろいろ考えた時期でもありました。
自炊がいいのかどうかは別にして、この期間が、改めて食事と健康について考えるきっかけになったのではないかなと思います。

それから、スクールに来る生徒さんに男性が増えてきました。これもこの時期に変化したことの一つでした。これまで台所に入ったことがない男性が、包丁を持って材料を切ったり、煮たり焼いたりして一食を仕上げ、作る楽しみ、食べる楽しみを経験されています。

わたしのプール仲間に(『リハビリ②』見てね)76歳のおじさんがいるんですが、この方、お料理教室に通っていらっしゃいます。お料理教室に通いはじめて、「これが作れるようになったんよ」「家族もおいしい言うて食べてくれる」ととても楽しそうにお話になるんです。お話を聞いているわたしたちも楽しくなります。
社会の中で、男性のシェフはたくさんいらっしゃいます。家庭の中でも男性のシェフがいて当たり前になればいいなと思います。「おふくろの味」だけではなく「おやじの味」もあっていいなと思うんです。お料理は食べる楽しみはもちろんですが、作る楽しみもありますから。

さて、清水クッキングスクールでは、感染対策を引き続き行っていく予定です。
以前は、レッスン終了後に教室で試食をしながら、少しお話をする時間なども設けていたのですが、今はレッスンで作ったお料理はお持帰りいただいてます。最初は違和感があったものの、約3年の間そのような形でご案内していますが、持ち帰ったお料理をそのまま1食分のお献立として召し上がったり、ご家族などと試食されたりして、喜んでくれている生徒さんもおられるようですので、しばらくこのままのスタイルもいいかなと思っています。

また、清水クッキングスクールには、お料理が初めての方のための「ビギナーコース」もあります。包丁の扱い、材料の切り方、フライパンの返しなど、一番最初の基本からレッスンするので、焦らずに自分のペースで挑めます。「体験入学」もご用意していますので、清水クッキングスクールがどんなところなのか見にきていただければと思います。

それから、ずっとできなかった「親子クッキング」などのイベントも、いろいろお問い合わせをいただいているので、再開できればいいなとも思っています。みなさんどうぞお楽しみに!

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